「当院について」カテゴリーアーカイブ

年始からのはじまりはじまり。


年始からのことを。

近況報告をかねて、ダイジェストでお送りします。

さてさて、話はお正月までさかのぼります。

かなり戻ります。

今年のお正月はスゴかったですね。

何がって、あんな雪は見たことなかったです。

例年通り、初詣は下鴨神社へ行ったのですが、お参りしているそばから吹雪になりました。

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そんな元旦は、初詣に行ってからダラダラのんびりと過ごし。

出掛けてから、実家へ帰ってきましたら、えらいことになってました。

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ぼくの愛車のカブ(バイクの車種)です。

よく積もったなぁ。すんごい雪やったもんなぁ。

そらバイクにも積もるわなぁ。

一瞬、そう理解しそうになりました。

一瞬です。

しかーし、近づいてみると。

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こ、これは・・・

自然にこんなことが起こるわけは・・・

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あきらかにおかしい・・・

人の手が加わっている(特に鼻みたいなとこ)・・・

誰やーー!!!こんなんした んはー!!!

って、家に入ったら作者たち(兄弟でした)はいませんでした。

いませんでした。。

 

それにしても良くできてるなぁ、としばらく見とれてたんですけど。

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すぐに壊しました(笑) 出掛けたかったので。

雪の中に固められていたバイクはエンジンかからへんのちゃうかと思ったら、意外とすぐにかかる。

ホンダの技術力は素晴らしい。

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そんな解凍直後のシャリシャリしたバイクに乗って、針灸院は大丈夫かなーと思って見に行ったら、だいぶ溶けたあとだったみたいです。

この日(2日)の晩に夜行バスで出発するはずが、大雪のために運休でキャンセル。

3、4日の2日間、埼玉での勉強会の予定やったので。

急きょ、翌日の始発で出掛けることにしました。

そして3日の朝。

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もぅ今まで見たことないほど積もってました。

50年か60年ぶりの大雪というだけあります。

みなさん、ご無事でしたか?

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朝4時半(真っ暗)に家を出て駅へ向かったら車はおろか誰一人歩いてません。

うちの前は30㎝以上雪が積もっていて。

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長靴を履いていきました。

ちなみにこの長靴、かつて探偵ナイトスクープという番組で「井戸を人の手で掘れるか」という企画がうちの近所でありまして、ひょんなことから石田さんと一緒に掘らせてもらい、その時に頂いたもの。を、普段使いしています。通勤にも履きます。

余談でした。

なんとか京都駅にたどり着き、始発に間に合い、ちゃんと乗れました。

雪のために徐行運転で30分遅れでしたが、動いてくれてるだけでありがたい。

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日の出も見られて、心はウキウキ。

今回の勉強会は、待ちに待ってめっちゃ楽しみやったのでね、自分にとって「お年玉みたいなもんですわ」って年末に患者さんに話してたら、「・・・マジメかっ!!」とつっこまれ、ある方からは呆れられ。

ま、ほんま楽しみやったもんで。

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富士山もドドーンと見ることができて、幸先の良い始まり。

そして東京に着くと、快晴でした。

雲ひとつなく、ましてや雪なんてない。

その中での長靴。

だいぶ恥ずかしかったです。

「替えの靴、持って行かあらへんかったんですか?」と帰ってからご指摘を受けました・・・その発想がみじんもなかったですわ。

行く時はまだ良かったけど、このあと講師の先生からは「長靴で(講座)受けてるの初めてだ」とありがたいお言葉を頂戴し、帰りの電車では熱い視線を足元に感じました。

それはともかくとして。

勉強会のこと。

初日は10時間、2日目は6時間、座学から実技までみっちりと学びました。

もぅ、めちゃくちゃ楽しくてアッという間に時間が過ぎていきました。楽しくてという表現が適当なのか分からんですが、ウキウキという心もち。

手技療法(鍼は使わない)の勉強会で、初めての基礎講座。

ずっと受けたかったんです。

去年までは応用編の講座に参加させてもらってたけど、足元がフワフワした感じでしっくりと修まってなかったので、やっと土台が見えたというか、足がかりを少しつかめたような気がします。

勉強会やセミナーに行くと、そこで技術や知識を教えていただいて、「おー、すごいー!」と祭りみたいに興奮を覚え、場の雰囲気に酔っちゃって、帰って来てからふと我に返ったりもする時があるんですが。

今回の場合は、帰って来てからも感動が続いてます。

じわじわと。

そして、とっても調子が良い。

患者さんからは「もんすごリラックス」「温泉入ってるみたい」等、いろいろと感想をいただき、ぼくも日々驚きと発見をさせてもらっています。

いろんな感じ方があるんですね。

アヤシイコトハシテオリマセン。

ただ、基本に忠実にやっていきたい。

まだまだ、入り口が見えるかなってところなので、これから臨床で深めていきたいです。

 

さて、ここからは帰って来てからの針灸院のこと。

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1周年のお祝いに、かわいい葉牡丹をいただきました。他にもいろいろと。ありがとうございます。

今年も全力でやっていきますよー。

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年が明けて七草粥を食べるころ、カレンダーを買いました。

トイレに貼ってるやつです。

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今年は食べ物シリーズのカレンダー。

1月は丸大根のたいたん(煮物)。

トイレに食べもんの写真ってどうなんかな思いながら、気に入っちゃったので決めました。

お腹が空いてたのかもしれません。

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これもトイレの新アイテム。

「花をつんでは いけません。

でも、恋の花なら つみましょう」

という月光荘のポストカードを貼ってあります。

トイレに行くのを、「お花摘みに行く」と言ったりするじゃないですか。

って、言わないか。

わかりにくいシャレで貼ってます(笑)

 

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そしてドライフラワーも置きました。散歩のときに花屋さんで見つけたもの。

実がもっさりと盛られてます。

なんでしょう、趣味が乙女っぽくなってるみたいです。

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↑ 年始から院内に飾っている写真です。

数年前に家の前の桜を撮りました(フィルムで)。

大学のときは写真に没頭しまして部屋に暗室を作ったりしており、「デジカメは写真じゃねぇから」などと言ってました。

今はiPhoneで撮ることしかありません。。

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うちの院内はわりとさっぱりしてて、ちょっと和めるものがほしいなぁ、と以前は季節ごとの写真を飾ってたんです。

けれど、去年はずっと同じ写真のままだったので。また季節とともに変えていきたいなぁと思っています。

あと、去年からやっている院内のリフレッシュ工事(と勝手に呼んでる)も続いています。

掲示物や、このブログを貼っているコルクボード。

待合室にあるやつです。

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7年経って、あちこち穴が空いたり、色が変わってきてしまったので。

上から新しいコルクを貼ることに。

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1mmの薄さのコルクシートってのがあるんですね。

今回探してて、初めて知りました。

接着剤が付いたコルクシートと、何も付いてないのがあって、付いてない方が安かったのでケチってそちらを買いました。

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えー、、、接着剤付きにした方がよかった。です。

左官屋さんのようにボンドを塗りたくり、あっちが浮けばこっちを押さえ、かなりの手間と時間がかかってしまいました。

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少し浮いてるところはあるものの、最終的にはかなり満足の出来上がり。また見てみてください。

 

それと年始からの変わったことというと。

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ベッドの配置が少し斜めになり、間隔が広がりました。

すんごい地味な変化ですけど!

大きなことなんです。

ご来院の方からは「なんかかっこいい」「流線型でええね」(流線型??)や、「わぁー、気持ちわるい」「違和感あるわぁ」など賛否両論わかれているところ。

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何が目的かといいますと。

ベッド一つ当たりの広さが当社比1.5倍くらいになっています。これで広々ゆったりと受けていただけるかなと。

そしてもう一つ。

これが大事で、足元側のスペースが以前より広くなっているんです。こちらの都合ではあります。

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年始から、施術(整体のみ)のやり方が変わってきているので、それに合わせて配置を変えました。

ベッドのレイアウトは今後も要検討ですね。もうちょっといい形がありそうな気がします。

ご意見ききながら、おさまるように試していこうと思います。

 

と、こうして書いている今日(18日)は生涯研修会に行ってきました。

テーマは「歯科鍼灸(顎関節症の鍼灸治療)」「筋疲労の基礎とスポーツ現場での臨床のコツ」「鍼と筋循環」について学んできました。

ちょっといろいろ詰め込みすぎですね。

ブログというものをよく分からんままに1年やってきて、いまだに要領を得られてません(苦笑)

写真のアップロードの仕方だけは慣れてきましたよ。

とどめに最近読んだ本をご紹介して終わります。

【最近の本】

「Spectator ボディトリップ」 幻冬舎

スペクテイター〈32号〉 ボディトリップ

↑↑(Amazonのこういう表示ができるようになったので使いたかった)

仲間の先生から教えてもらった本。

からだにまつわること、断食や太極拳、湯治、アレキサンダーテクニークetcの体験ルポを中心に書かれています。

また、野口体操の野口三千三氏や、野口整体の野口晴哉氏についても書かれていて面白い。ただし、かなり濃厚なサブカルチャーのテイストがあるので注意です。濃い味がお好きな方にはオススメです。待合に置いています。

 

「たたずまいの美学」日本人の身体技法 中公文庫

たたずまいの美学 - 日本人の身体技法 (中公文庫)

 

日本人の坐り方、歩き方、立居振舞いを歴史から紐といて書いてあります。

タイトル通り、身体の扱い方、使い方についての本。

関心が向いていて、いま読んでるところ。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

そんな新年のはじまりでございます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

筋力アップ(介護予防運動)教室を終えて。


4月から始めた筋力アップ(介護予防運動)教室、全12回が終了しました。

今回は4名の方にご参加をいただきました。

ありがとうございます。

時に、迷いながらの3ヶ月間でした。

 

昨年は初めての開催だったので、「ともかくやってみよう!」という勢いで始めたのです。

その後、トレーニングや運動指導について触れる機会があり、いくつかの疑問がわいてきました。

・これは適切なトレーニング(フォーム・方法・強度)になっているのか。

・部分的な筋力を上げることに意味はあるのだろうか。

・そもそもこのやり方で本当に筋力を上げられるのか。

その疑問の全ては解決せぬまま、今回スタートしました。

やっていく中で、心がけたこと。

それは「楽しく笑ってやっていこう」と。

これを大事にしていきました。

筋肉の作用・説明も、冗談言って半ば漫談のようでした(笑)

 

少し話は変わります。

先日、参加者の方ではないですが「膝が痛い」という90歳の方がいらっしゃいました。

膝の外側(外側上顆付近)に熱感があり、太ももがパンパンに緊張しています。

お話を聞いていくと、自宅で1日にスクワットを200~300回されているということでした。痛みをこらえて、それだけのトレーニングを続けるのは、きっと大変なことだったでしょう。

「歩けんようになったらかなん」

その思いで懸命にトレーニングをされていたとのこと。歩けなくなることに対する不安。それはとても大きなものだったのだと思います。

この出来事も、改めて考えるきっかけになりました。

筋力アップ教室と呼んでいるのは、そのことが一つあります。

介護予防、失禁予防、転倒予防、〇〇予防という時には、どうしてもその〇〇を強く意識してしまう。「〇〇にならないように」という不安よりも、できることなら「〇〇ができるように」という動機で始めたい。

そう思い、筋力アップ教室と呼んできました。

といっても、筋力をアップさせることだけが目的ではありません。

「より楽ちんで快適な生活を送れること」を一番の目的にしています。

スーパーまで楽に買い物に行けるように。

横断歩道を安心して渡り切れるように。

日々の生活の充実のために。

 

この教室は、東京都健康長寿医療センター(旧(財)東京都老人総合研究所)の提唱する「CGTプログラム(包括的高齢者運動トレーニング)」をベースにしてきました。
CGTプログラムというのは、1回最大挙上筋力(1RM)の60%以上の高負荷筋力向上トレーニングが特徴です。1RMとは、すごくがんばって1回に出せる力。

プログラムでは、3つの段階を追って進めていきます。

①第1期 コンディショニング期(初期1ヵ月)
組織の強度を高めたり、筋力トレーニングの知識を得ることによって意欲を高めることを目標に。
トレーニングの負荷は、低負荷・高反復。

②第2期 筋力増強期(中期1ヵ月)
筋力を向上させることを目標に。
トレーニングの負荷は、高負荷・低反復。
1RMの60%以上になるように負荷量を調整する。
徐々にバランストレーニングなど機能的トレーニングも加える。

③第3期 機能的トレーニング(終期1ヵ月)
得られた筋力を日常生活に応用することを目標に。
トレーニングの負荷は、高負荷・低反復。

 

しかし実際に行ったのは、週2回のところを週1回で。

トレーニングマシンは置いてないので使用せず、段階的に回数を増やしていく(余裕のある方は抵抗を加える)。1RMは未測定。座位でのトレーニングを中心に。

1時間半ほどかかるところを、1時間のみ(昼休みに行うので)。

機能的なトレーニングは、ほぼできませんでした。

加えて、「気持ちのいい方に動かしていく」操体法を取り入れた運動を行いました。

したがって、本来のCGTプログラムとはかなり違ったものになっていたと思います。

最終回を終え、初回と最後の体力測定の結果を参加者の方々にお渡ししました。

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これは結果を競うものではありません。

けれども、結果が伸びている項目が多かったことは、うれしい驚きでした。

ご自宅でも運動されていたのではないかと。そう思います。

少しでもきっかけになれば、幸いです。

 

最終日に参加者の皆様から、「お礼に!」とTシャツと靴下をいただきました。

筋力アップ終

「靴下、穴空いてましたか!?」と言ってしまい、「そういうことちゃいます!」とお叱りを頂きました。

ありがとうございます。

「楽しかったのにさみしいわぁ」と言って頂き、とてもうれしかったです。

より良いかたちを模索しながら、進んでいきたいと思います。

ひまわり

参照サイト 虚弱高齢者に対する包括的高齢者運動プログラム(CGT)の効果

参考文献 「介護予防 介護予防運動指導員養成講座テキスト」東京都健康長寿医療センター

 

旅立つベッド。


これまで5台のベッドを置いていました。
4台まで使用していました(ごく稀に)が、どうしても注意が行き届かないように思われるのです。
そこで、減らしていくことにしました。(現在使用しているのは3台のみです)

ピラティスの講習会でご指導頂いているスタジオダゴバの葉坂さんが使って下さるとのことで、本日旅立っていきました!

葉坂多壱貴 公式website  http://www.hasakataiki.com/

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ベッド数を減らすことによって、より一人一人の方にじっくり向き合えるようにしていきたいと思っています。
そして、院内にスペースを作って活用していこう、むふふと計画してます。

活かされてこそのもの。
新たな地でお役に立てば、私もうれしいです。
いってらっしゃい、ベッドくん!

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と、見送りましたら、同じベッドとは思えないほどオシャレに置いてくださっていましたよ。

 

施術時間について。


ご覧いただき、ありがとうございます。

料金に続き、 施術にかかる所用時間の目安をお伝えいたします。
時間制の料金設定ではありませんので、ケース(症状・お体の状態)により異なりますが参考にして頂けたらと思います。

鍼灸の場合、初回は約60分。二回目以降から約45分。
整体の場合、初回は約45分。二回目以降から約30分。
総合(鍼灸+整体)の場合、初回は約90分。二回目以降から75分。

初回は、問診等を行いますので通常よりも10分~20分程度長くお時間を頂きます。

施術とは、心身の変化を導くものだと捉えています。

変化とは、術者が捉える感覚(筋肉の緊張・脈の変化等)と患者さんが体感される感覚(呼吸が楽だ・痛みが減っている等)があり、両者がその変化を感じる時もあれば、どちらか一方のみが感じる場合もあります。何の変化もなければ、その意味は薄くなります。したがって、これより長くなることもあれば短いこともあり、回によっても異なります。

上記の所要時間は、現時点の私の技量で変化を導くのに、どうしてもこれくらいかかってしまう時間です。
施術とは、大事なお体に対する介入でもあるので、なるべく負担の少ない「時間」と「刺激量」で行えることが望ましいと考えています。そのために今後も努力してまいります。

かつて私は「治療にかかる時間は患者さんの時間を使うことでもあるんや」と先生から教わりました。貴重な時間を頂いているのですから、いたずらに「長いことが良いこと、丁寧なこと」であるとは考えていません。では、早ければ早い方が良いかというとそうではなく、「適当(最適)」をもって良しとしております。

施術にあたっては何より丁寧さを心掛けています。

ご参考になれば幸いです。

よろしくお願いします。

施術料金について。


先日、ホームページをご覧の方からお問い合わせを頂きました。ご覧いただき、ありがとうございます。

「ホームページに施術料金が見当たらないのですが、いくらぐらいなのでしょうか?」とのご質問でした。

ホームページが、未だ不充分な内容で本当に申し訳ありません。以下に、お答えいたします。

当院での施術内容は、鍼灸と整体の大きく二つです。どちらか一方、もしくは両方を併せて(総合)いたします。

鍼灸施術の場合、鍼とお灸を使用して施術いたします。(お灸は使用しないこともあります)

整体の場合、手技(しゅぎ)という手による施術が中心となります。てい鍼(ていしん)という「刺さない鍼」も使用することがあり、ツボに当てる、押すといった使い方をします。

施術料金について。全て「税込み」です。

•初検料 2000円(初回のみ)

•鍼灸 7000円

•整体 5000円

初回の場合、初検料と各施術を足した料金。

•総合施術(鍼灸と整体)10000円

初回の場合、12000円

・美容鍼灸 15000円
※美容鍼灸のみ、ホームページからはお申込みいただけません。
上記の施術(鍼灸・整体・総合施術のいずれか)を受けていただいた後、2回目以降に可能です。

・出張施術 10000円(施術所から4キロ以内)
遠方の場合は別途、交通費をいただきます。

不明な点がありましたら、どうぞ遠慮なくお問合せください。

よろしくお願いいたします。

なぜ運動教室をはじめたのか。


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GW真っ只中ですね。

昨日も筋力アップ教室を行いました。

何かを始める時、何かきっかけがあります。

当院で筋力アップ教室(介護予防運動教室)を始めたことにも。

きっかけは2年ちょっと前になります。

80歳を超えたご高齢の方の往診に行き始めたことからです。ちょうど同時期に、2軒のお宅へ行くことになりました。原因は違えど、ほぼ寝たきりの状態で、お一人は寝返りをうつことすら困難な状態でした。

そこで、少しでも何かできないだろうかと手探りしながら、週に2回のトレーニングと鍼灸治療を併せて始めていきました。

寝たきりの状態から寝返りができるように、ベッドに座れるように、そこから立ち上がれるように、足踏みから介助付きでの歩行、そして自立歩行まで、徐々に段階を踏みながら、約半年後には寝室とリビングの往復をされるまでになりました。行き始めた時は、お宅に伺っても寝てらっしゃることが多かったのが、だんだんと起きる時間が長くなり、冗談も増えていきました。

正直、ぼく自身も一時はあきらめかけていたこと。 その変化をずっと見させてもらっていて、本当に感動しました。

しかし、リハビリやトレーニングの運動指導者として知識も経験もほとんどない未熟な我流のやり方です。

それから、昨年に介護予防運動指導員の資格を取得し、昨春に初回の教室を開催しました。

 

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まだまだ模索中であります。

実践しながら、より良いやり方を見出したいと思います。

 

 

介護予防運動教室、スタート!


昨日から、高齢者のための介護予防運動(筋力アップ)教室を始めました。
地域の方に来て頂いてます。
初回は体力測定で、以下の3つを計測しました。
•握力(全身の筋力の反映として)
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おなじみ握力計です。
ついでに自分も測りました。
右50kg 左40kg 意外とある!?
•5m歩行速度(移動能力)
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スタートしてから3mの加速区間、次の5mで計測、3mの減速区間。
写真はお一人ですが、実際には私が横に寄り添って計測をします。転倒に備えてのこと。
•開眼片足立ち(バランス能力)
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写真の ×バツ印を見ながら、目を開けたまま片足を上げてもらいます。
次回から、実際にトレーニングのスタート。
これより3ヶ月間、週に1回のプログラムが始まります!

立ち入り検査有り。


立ち入り検査

本日、立ち入り検査がありました。
「えっ!?」っと思いますよね。
最初の記事としては、どうかと思ったのですが。
今日の出来事です。

「鍼灸院」を開設する際には、保健所への届け出が必要なのです。
たくま針灸院は、先月1月に左京区役所へ届け出をしました。(開設者が変わったため)
それと併せて、施術所の立会検査も必要になります。
今日のお昼休診中に、保健所の職員さんが2名来られました。

「何を検査するん?」
これは、鍼灸院の構造設備基準のチェックが主になります。
ものものしいですが、法令なのです。
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師に関する法律施行規制第25条及び柔道整復師法施行規則第18条という法令で定められています。
長い!
以下、内容を。

〇構造設備基準
・6.6平方メートル以上の専用の施術室を有すること。
・3.3平方メートル以上の待合室を有すること。
・施術室は、室面積の7分の1以上に相当する部分を外気に開放し得ること。
 ただし、これに代わるべき適当な換気装置があるときはこの限りでない。
・施術に用いる器具、手指等の消毒設備を有すること。 
※はりを業とする場合には、オートクレーブ・乾熱滅菌器等を設置すること。
 ただし、使い捨てのはりを使用する場合には、使用済みのはりの保管及び廃棄を安全な方法で行うこと。
・施術所は、住居・店舗等と構造上独立していること
 (出入り口を別に設ける等明確に区画すること)。
・施術室と待合室の区画は、固定壁で上下左右完全に仕切られていること。
・ベッドを2 台以上設置する場合には、各々をカーテン等で仕切り、患者のプライバシーに配慮すること。

〇衛生上必要な措置
・常に清潔に保つこと。
・採光、照明及び換気を充分にすること。

上記要件を満たして、「鍼灸院をやってもいいよ」となるわけです。
届け出の際に提出した、施術所の平面図(ベッド、トイレはどこにあるか等を書いた見取り図)を見ながら、「ちゃんとしてるかな?」と職員さんがチェックされます。
当院は2008年から施術所としている場所なので、もちろん何の問題もなし!
驚くほどスムーズに終わって、ひと安心。
これで正式に認められました。

きっちりやっていると自負してはいるのですが、「検査」というと緊張するものです。
「かなりドキドキしてました」とつぶやいたら、職員さんも笑ってはりました。
最後に、「健康診断は受けておられますか?」との質問があり。
(!? そういや最近、受けてないなぁ。。)
「年に一度は受けて下さいね。」と優しく指導を頂きました。
ありがとうございます。

今日は施術所チェックの日でしたが、自分の健康にも気を付けてがんばっていこう!
と思えた日でした。ほっ。

はじめに。


はじめまして、たくま針灸院 院長の吉澤拓馬です。
当院のホームページ、そしてこのブログをご覧いただき、ありがとうございます。

この記事を読んで下さっている方は、「ここはどんなところ?」と見て下さった方か、医療関係の先生方、もしくは友人かなぁと想像をしながら書いています。

まず始めに、当院の紹介をさせて頂きます。
たくま針灸院は、2014年1月1日に開院いたしました。
新しい鍼灸院ではなく、2008年から私が勤めておりました「みどり鍼灸院」を引き継ぎ、独立開業いたしました。
これまで地域の皆様、そして周囲の多くの方々に支えて頂き、この針灸院は存続できました。本当にありがとうございます。

今回、新たにホームページを設けました。
このサイトは、より知って頂きたいという希いです。
たくま針灸院とは、どんなところ?どんな人物がどういう思いでやっているのか。それを少しでも、伝えることができたら幸いです。
このブログでは、感じたことを率直に書いていきたいと思っています。
格好をつけることもあるかもしれませんが、なるべく等身大で伝えられるよう努めます。
虚飾に満ちた文句は、皆さんこりごりだと思うので。
そして、笑って頂けたら、なお幸いです。
よろしくお願いいたします。

最後に。
治療院をお探しで、どこに行けばいいか分からないと途方に暮れていらっしゃる方へ。
どうか快復されますように、心からお祈り申し上げます。

たくま針灸院
吉澤拓馬