うちは聖護院というところにあります。
八つ橋が有名なところ。
7年ほど前、最初に面接にきたとき、シナモンの匂いが街いっぱいにしていたのが印象的でした。
毎日ここに来ているとその匂いも感じなくなるので不思議なもんです。
そんな聖護院の2月はにぎやかになります。
吉田神社、熊野神社、聖護院門跡、五大力さん、須賀神社、そこかしこで節分のお祭りがおこなわれます。
地元の人は、吉田さん、熊野さん、須賀さんなどと誰かの名前を呼ぶように親しみをこめて〇〇さんのお祭りと呼んでます。
今年も、お昼休みにちょっと抜け出していってきました。
八つ橋のお店はいくつもあり、西尾八つ橋さんのお店の前では餅つきとおぜんざいが振舞われます。
おぜんざいをいただいて、聖護院さんへ。
聖護院門跡は、 修験道の総本山でもあり、山伏の格好をした方がいはります。
ここでは甘酒の振る舞いが。
甘酒をいただいて一服。
生姜が入っていて温まります。
境内は黒山のひとだかり。たくさんの人でにぎわってました。
ひとまず、となりの五大力さんをお参りして、須賀さんへ。
交通神社としても有名な須賀さんは縁結びの神様でもあり、 烏帽子をかぶった山伏さんが懸想文というお守りを売ってはります。
お参りしてから、聖護院さんへ戻ったらちょうど豆まきをされてました。
鬼はーそと福はーうち、と袋に入ったお豆が放物線を描いてポーンとまかれます。
参拝の方は、「こっちこっちー!」と声を上げて、押し合いへし合い。
すさまじい気迫におされて、あっけにとられてボーっと見ているとアッという間に終わってしまいました(笑)
ご近所の方も来られていて、「あんたもろたか?ひとつあげるわ」とゆずっていただきました。
ありがとうございます。
そして、鬼も登場。
金棒で参拝の人たちの頭をポンポンと叩いていきます。
みんなわれもわれもと押し合いへし合い、頭を差し出します。
嬉々としてシバかれにいくわけです。
それは壮観な光景です。
よく分からんが何かいいことありそうや、とぼくも人をかきわけかきわけポンポンしてもらいました。
金棒はクッションになっていてとても柔らかい。
ご利益がありそうです。
そして、この日はHitomi Healing Roomの濱田ひとみ先生が針灸院に来てくれました。
濱田さんは鍼灸専門学校でのクラスメイト。
聖護院の観光もかねて遊びにきてくれました。
囲碁も始められたそうで、待合での初対局となりました。
濱田さんが紹介してくれて、聖護院で勤め始めることになったのです。
ここで囲碁を一緒にする日がくるとは想像もしなかったです。
感慨深いなぁ。
そして、対局。
あまり時間がなくて、序盤で終えました。
どうやらこりゃ負けてそうです。
ぼくは囲碁を始めて10年ほどになるのですが。。
唇を噛みしめ、くやしそうにしています。
囲碁は勝ち負けではない。
その過程を楽しむのです。
説得力ないですね(笑)
めっちゃ楽しかったです。
濱田さんから、聖護院八つ橋で節分にしか売られないという鬼の形をした八つ橋をいただきました。
ありがとうございます。
今後は、患者さんとも囲碁の機会ができればなぁと思っています。