ご近所の花屋さんに、いつも花をいただきにいきます。
うちから歩いて30秒のグリーングラスさんへ。
1月は「ハニーエンジェル」という花でした。
ハッと目の覚めるような色。
ちょっと春っぽい感じがして、すぐ決めました。
花屋の奥さんが、いつも花の名前やらエピソードを話してくれはるんです。それも楽しみにしてます。
「これは“ダンシングドール”とも言うんですよ~」って教えてくれました。
たしかにドレスを着た人が踊ってるように。見えませんか?
もっと知りたくなって、Googleで「ハニーエンジェル」と検索してみたら違う方面(察して下さい)のお店がたくさん出てきました。。
えー、仕切り直しまして。
1月のことを。
先日のブログで、ベッドの配置を変えたことを書きました。
広くなりましたよ。
斜めになりましたよ、と。
何なら少し誇らしいくらいの気持ちで書きました。
そして、賛否両論わかれています、とも。
あの後すぐ、戻しました(笑)
一週間と経たないうちに。
天井の照明の方向とベッドの向きが合ってないのが気持ち悪い、というご意見があったのも一つ。
そして、ぼくとしても違和感に耐えられなかったというのが理由です。
ま、なにごともね。やってみないと分からないわけです。
これは違うなって気付いたら修正すればいいやないかと。
スペースが広くなったことはよかった。
そんなわけで落ち着きました。
話は変わりまして。
1月から、待合室にチェロと囲碁の碁盤を置いてます。
友達が来てくれてチェロをパッと見るなり、「うわっ、ドリカムやーん!!」と叫びました。
ん??ドリカムにチェロの曲あったっけ?と最初わからんかったのですが、あぁ~なるほどと。
夢が叶ったわけなんです。
なんでやねん、と。
まぁ、ちょっと長くなりますが聞いてくださいな。
誰でも憧れのことってあるじゃないですか。
「もしも~、ピアノが弾けたなら~」というように。
ぼくは30歳になったらチェロを始めたいという憧れがあったんです。吹奏楽部で「吹く楽器」をずっとやってきていて、弦楽器っていいなーいつかやってみたいなーと。
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」が好きで、ずっと憧れとしてありました。
チェロの音色って声の高さ(男性の)くらいで、なんか落ち着くんです。
まもなく30歳になるという頃、「30になったらチェロやってみたいねんなぁ」と周りの人たちによく話していました。
そしたらですね。
なんと。
ご来院の方から、もう使わなくなったというチェロをいただきました。
それ狙ってませんよ(笑)
ほんとにありがたいことで感動しました。
そうして来てくれたチェロさん。
これで始められるんやー、と楽器屋さんに弦の張り替えに出したところ。
作業中にポキッと折れてしまったらしく。
楽器屋さんから沈痛な声で電話があり、引き取りにいきました。
3年前のことになります。
ほんとに悲しい面会でした。
お店のミスではなく、ご主人も悲しんでいることが十分に伝わってきました。
そして告げられたのは、「修理も難しい状態です」と。
しかーし、そんなすぐにあきらめることはできんわけです。
修理できる方法を教えてもらえませんか?と主人に頼み込んで教えてもらいまして。
自宅で緊急オペを行いました。
電動ドリルで穴を開け、ネジでつなぎ、そこにボンドを流し込み、万力で固定して待つこと数日。
無事につながってくれました。
泣きそうにうれしかったですね。
お礼かたがた、お店のご主人に見せにいったら「ほんまにやらはったんですか!?」と驚かれました(笑)
こうして復活されたチェロさんですが、なかなか始める余裕もなく月日は経っていき。
そして先日の年末のこと。
弟がチェロを置く台をプレゼントしてくれました。
針灸院に置くために作ってくれたということ。
そしてなんと製作期間が1年間。
1年ですよ。
もぉ、びっくりたまげて、しばらくボーっと見つめていました。
この底板↑↑はチェロの下半分をかたどり。
ハート型みたいなん↑↑は弦をのせてるブリッジを。
フォルテみたいなん↑↑はチェロに開いてる切り込みをかたどってあるそうです。
椅子をイメージしてあるとのこと。
素晴らしい作品。
弟はネジャンピカというバンドで音楽をしていて、木工職人ではありません。
が、もはや美術品の域に達していると思います。
身内のことで恐縮です。
待合が、途端に豪華な雰囲気になりました。
「チェロもできはんの?」とご来院の方から聞かれ、最初は「いやいやいやいや、キラキラ星とハッピバースデーくらいしか弾けへんです」と言ってたのですが。
そないに必死に否定せんでもいいかと。
いまは「あ、、ちょっと。。」と含みをもって答えています(笑)
「今日はチェロですか~?それとも鍼されますか~?」と聞いていこうと思います。
ウソです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。