ライブを聴きにいくこと。


昨晩、長谷川健一さん(以下、ハセケンさん)のライブを聴きに、京都の磔磔というライブハウスへ行った。

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いやぁ、本当にいいライブでした。
それだけじゃ何も伝わらないけど、とても沁みました。

ハセケンさんの歌をCDで初めて聴いたのは、10年ほど前になると思う。
当時、「なんじゃ、この人は!?」という衝撃があったのを覚えている。今までに聴いたことがない歌だった。物憂さの中に(怒られるかな・・)ぴゅーっと高みへと引き上げられるような飛翔感が希望を指しているというような。好きになりました。
表現がよく分かりませんね。聴いてもらわないと、言葉ではうまく言えない。

昨日のライブは、ASIAN KUNG-FU GENERATION(アジカンと呼ぶらしい)の後藤正文さんという方もゲストで出演された。初めて聴いたのですが、素晴らしかった。知ることができてよかったと思う。
会場いっぱいの盛況でした。

ライブを聴きながら、ふと思う。
これだけの人が音楽を聴きに集まって来るというのは、どういうことなんだろうと。
もちろん、お二人にそれだけの魅力があってのことだと承知の上で、不思議にも思う。
いま「音楽を聴く」という時に、CDやiPodなどで聴くことが多いんじゃないかな。それも楽しみ方の一つなんやけど。
でも、ぼくらはライブに行く。
「そりゃあ、生(なま)は迫力が違うでしょ」「その場の雰囲気を味わうんじゃない」と、色んな見方があると思う。
そんな要素を繋ぎ合わせていっても、余りある魅力がある気がする。
少なくとも耳にしている音だけじゃないものを含めて音楽として。
この先、どんどんと技術が進化して、より高音質の出力が可能になって、YouTubeが立体映像で観られるようになったらどうだろう。それでも、やっぱりライブはあるんだろうなぁ。
それは何かうれしい。

人は人に会いに行く。
大統領さんだって、大事な時は電話じゃなくて会いに行く。
いまは情報化社会だと言われ、「速さ」と「量」は加速的に伸び、溢れて交通している。
一見すると、何もかもが変わってしまった気がする。
そう言っても、伝えられる中身は極端に変わるものではない。
大切な情報というのは、まだ言葉になる前のその人の思い とでもいうようなものじゃないかなとぼくは思う。
DVDだけで、容易くは読み取れない。
勉強会などで学びに行った時にもそれを感じる。
知りたいなら、触れたいなら、会いにいく。
今年も、いろんな人に会いたい。

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