6月のこと。梅雨時を快適に。


あっという間に6月も今日で終わりです。

蒸し暑い日が続きますが、お元気でしょうか。

ひさしぶりにブログを更新します。

6月を振り返って。

6月

今月は、ひさしぶりに来院される方が多かった印象があります。

その受診理由で共通点があったのは「朝起きてから急に」腰・首や肩・ふくらはぎが痛い、ダルいというものでした。

素因と状態はそれぞれに違います。けれど、夜寝てる間にクーラーをずっとつけてた、窓を開けっ放しで寝てたなど、夜間の「冷え」が一因に考えられるケースもありました。

ムシムシ暑い。こう暑いとパンツいっちょででも寝たくなるんですが、明け方には冷え込みます。一日の中で温度差が10℃以上の日もあるので、体としてはその変化にフル稼働で適応してくれていることでしょう。気温が10℃変わっても体温が10℃変わるわけではなく、ほぼ一定を保ってくれているのですから。

寝入る時はちょっと暑くても、窓は閉めて寝てみる。エアコンのタイマーを使って冷えすぎないようになどちょっとひと工夫でも体調が変わるのではないでしょうか。

そして。

梅雨時の特徴は、もちろん湿度の高さ。

ジメジメとした湿気が皮膚からの発散を阻み、うっ滞を招きます。一番影響を受けるのは泌尿器と呼吸器だと言われている。

どこで言われているのかというと、こちらの本に書かれてます。

参考文献「整体入門 野口晴哉 ちくま文庫

以下、梅雨時の体の使い方の章より一部抜粋です。

「蒸し暑い時は体を積極的に動かし、息苦しくだるい時は深呼吸をすると、そういう感じは薄らぐ。思いきって大股に五、六歩歩けば、だるいのがとれます。坐骨神経周辺の筋硬直がだるい原因であり、息苦しいのはその影響です。それを伸ばすように歩いてみると、すぐ体で判ります」163ページより。

他にも、体の特徴(体癖)別に梅雨時の過ごし方が紹介されています。オススメの本です。

私が今月よく言っていたのは、

「汗をかきましょう」

ということ。

「えー。。気持ち悪い。」

その気持ちも分かります。

が、くじけません、言ってます、汗かきましょう。出るもんは出しましょう。なんか怖い人みたいやけど、出すもん出していきましょう。

来院されて「汗かいててすみません」と仰る方も多い最近です。とんでもないです。とても自然、汗をかかない方が心配です!

汗は排泄でもあります。

デトックスという流行りの何かもいいけど、汗をかこう。

すっきり出して、気持ちよく梅雨を乗り切りませんか。

 

ちなみに私は銭湯が大好きなので、銭湯に行って流しています。

 

旅立つベッド。


これまで5台のベッドを置いていました。
4台まで使用していました(ごく稀に)が、どうしても注意が行き届かないように思われるのです。
そこで、減らしていくことにしました。(現在使用しているのは3台のみです)

ピラティスの講習会でご指導頂いているスタジオダゴバの葉坂さんが使って下さるとのことで、本日旅立っていきました!

葉坂多壱貴 公式website  http://www.hasakataiki.com/

bed1

ベッド数を減らすことによって、より一人一人の方にじっくり向き合えるようにしていきたいと思っています。
そして、院内にスペースを作って活用していこう、むふふと計画してます。

活かされてこそのもの。
新たな地でお役に立てば、私もうれしいです。
いってらっしゃい、ベッドくん!

bed2

と、見送りましたら、同じベッドとは思えないほどオシャレに置いてくださっていましたよ。

 

大文字に登ろう会のお知らせ 熱い夏篇


【大文字に登ろう会のお知らせ】
大文字
またまた来月に「大文字に登ろう」会をいたします。
5月が初めての企画でした。
「大文字いいねぇー」という意見の方と、「なんで急にそんなもん始めたん?なんのため?」ともよく聞かれました。
説明不足ですみません。
こんな気持ちで始めました。
「日曜は、たいてい昼まで寝てしまうねん…」
「ちょっと山登りしたいけど1人では不安や…」
「大文字行きたいけど、登る道が分からん」
「なんかカラダ動かしたい」
そんな話を聞いていて思いついたのが、この企画です。
日曜の午後からの時間を自由に使ってもらえるよう、解散後のプランはあえて作ってません。 体を動かしたあとで、休日を楽しんでもらえたらと思います。
最後に。
何よりの理由は、主催者の私が大好きな山だから!好き過ぎて、おそらく100回以上は登っています。 ちょっと元気が出ない時は、よく大文字に登りました。元気だから登るんやなくて、動いてると元気が出るんです。
どうぞ気軽にご参加ください。 充実した日曜を楽しみましょう!
【日時】
7月6日(日)午前9時〜11時まで(前回より1時間早くなりました)
【内容】
夏の大文字山(如意ヶ嶽)に登りませんか? 銀閣寺前から登って、大の字がある火床でひと休み。 山頂から京都市内を一望して、満喫したら下りてきます。 とてもシンプルな企画です。
送り火では見るけど、なかなか登る機会のない大文字山。 こんなに手軽に登れて、見晴らしの良い山は他にあまりない。 燃える前に行きましょう、大文字。
•参考 男性の場合、火床(465m)まで片道約25分の道のりです。 今回は、ゆっくり片道40分ほどで登って下りてきます。
【参加費】無料
【服装】
ゆったりとした動きやすい格好。 虫よけのためにも、長袖のシャツなど上着が一枚あると良いです。 スカート、半ズボンよりは長ズボン。 ミュールよりはスニーカー。 スーツはお勧めしません。過去に登っている人を見たことがあります(笑)
【持ち物】
•水(夏なので多めに)
•お昼ご飯(山頂で食べたい方は)
•タオル
•折りたたみ傘(頂上で弁当を狙うトンビの襲来を防ぐこともできます。なくても可。)
【集合場所】
 銀閣寺の前に、午前9時集合です。11時に現地解散予定です。 ココです↓ 〒606-8402 京都府京都市左京区銀閣寺町 http://goo.gl/maps/QhUhR
【予約】
特に必要ありません。 ただ、雨天中止の場合(当日午前8時に判断)があるので、参加希望の方はよければお知らせください。メール問い合わせ info@t-acu.net
下記はフェイスブックでのイベント案内です↓
【注意事項】
登山中の事故、ケガについての責任は負えません。申し訳ありません。応急処置の準備をしていきますが、無理のないよう気をつけてまいりましょう。
【主催】
たくま針灸院 606-8391 京都市左京区聖護院西町1番7 ウエステート聖護院1階 075 752 1585 http://www.t-acu.net/
院長  吉澤拓馬

6月になりました。ドクダミの花を。


どくだみ

先日、一輪挿しとカードを入れる器を買いました。少し涼しげでいい感じです。
ちょうど空き地にドクダミが咲いていたので、玄関に活けたのです。差し込んだだけともいえますが。

ドクダミは生葉をすり潰して、かぶれ・やけど・湿疹などに貼り付けると良いそうです。
その葉を乾燥させると「十薬(じゅうやく)」という生薬になります。
また、お茶として飲むこともできます。
効能は色々あるそうですが、排毒効果による肌トラブルの改善が期待できるとのこと。
かつてドクダミ茶を作ったんですが、よく洗って風通しの良いところで一週間ほど根元から吊るして干しておくと手軽にできました。ただ、少しクセのある匂いなので、苦手な方はフライパンで煎る(弱火で)と飲みやすいかもしれません。
「味はともかく何か良さそうな気がする」というのが感想です(笑)

白い花に見えるのは葉っぱが変化したもので、本当の花は真ん中の黄色いモサッとしたところだそうです。

見て良し、貼って良し、飲んで良しのドクダミ。
効能もさることながら、目も楽しませてくれています。

話は変わって。

一昨日の休日は、手技療法の研究会に行ってきました。

とてもおもしろかった。そして難しかった。

心に残ったものをいくつか。

・人の身になってというのは、自分の感覚を失くすことではない。

・意識を集中する、拡散させるだけでなく、うすらぼんやりした拡散の中で集中を保持すること。

・「間」は距離ではなく、「あいだ」

これだけ書くとなんのこっちゃという話ですね。

まだ咀嚼しきれていないので、これから復習です。施術者として、患者さんと向き合う上での立ち位置について改めて考える良い機会となりました。

終わってから、八木重吉の詩で好きな一つを思い出しました。

「うつくしいもの」

わたしみづからのなかでもいい

わたしの外の せかいでも いい

どこにか 「ほんとうに 美しいもの」は ないのか

それが 敵であつても かまわない 及びがたくても よい

ただ 在るといふことが 分りさへすれば

ああ ひさしくも これを追ふにつかれたこころ

「八木重吉詩集」白鳳社

唐突な引用でした。おそらく研究会のレベルが高く理解しきれなかったので、そういうレベルの身体の観方が「在るということが分かった」のだから これから学んでいけるじゃないかと励ましに思い出したのでしょう(笑)

しっかり身につけていこうと思います。